入試を間近にしてふと考えること

いよいよ公立高校入試まで1か月を切りました。

 

たまに生徒から「何年生の指導が一番好きですか?」と聞かれることがあります。

答えは、中学3年生です。

 

もちろん、小学生たちは無条件にかわいいし、

中1、2の生徒が、部活と勉強の両立を目指して、努力する姿を見るのも大好きです。

 

それでも、やはり格別なのは3年生です。

 

将来への漠然とした不安と戦いながら、進路に悩みながら、時には眠い目をこすって、それでも必死に頑張る姿は、本当に頼もしくかっこいいです。

 

こんなこと言ったら怒られるかもしれませんが、、、

 

別にどこの高校でもいいんです。

偏差値の高い高校じゃなくてもいいんです。

第一志望校じゃなくたっていいんです。

これからの人生において高校の名が占める割合なんて大したことないです。

そんな定量的な価値が将来を決める時代はすでに終わっています。

 

じゃあ、高校受験なんて意味がないのか?と言われれば、それはちがう。

 

悩んで、苦しんで、もがいて、それでも必死に戦って、頑張れない自分に嫌気がさして、

仲間と励ましあって、勇気を出して挑戦して、喜んで、泣いて、そして笑って、、、、

 

そういった経験こそが、混とんとしたな将来に進む、彼らのかけがえのない財産となり価値となるはずです。

 

さあ中3生は、残す授業もあとわずかです。

 

最後の授業の、最後の1分まで、必死に戦う彼らを全力で応援します。